【ボクシング】2冠王者・井上岳志 世界再挑戦へ「ここを落としたら先はない」 前日計量クリア
2024年03月17日 16:43
格闘技
井上は世界初挑戦となった19年1月WBO世界スーパーウエルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)と対戦し大差判定負け。次戦以降の世界再挑戦に向けて今回の試合は「ここを落としたら先はないと思っている」と危機感を口にする。
対戦相手のライアンとは計量後にフェースオフを展開。右腕から背中にかけては入れ墨が入っていたが「イメージ通り。真面目な性格だと感じた」と意に介さず。この試合に向けては先月上旬からオーストラリア・シドニーで約10日間のスパーリング合宿を敢行。主に技術とスピードのある左構えのアマチュア選手と4、50ラウンドのスパーを行い「めちゃくちゃ技術もあって収穫はたくさんあった」と手応えを示す。
「KOで勝ちたいのは正直なところ。ただ相手も世界ランカーに勝っている選手で、そんな甘くはないと思う。とにかく判定でもいいので、勝てればそれでよしとしたい」と静かにうなづいた。