【ボクシング】2冠王者・井上岳志 世界再挑戦へ「ここを落としたら先はない」 前日計量クリア

2024年03月17日 16:43

格闘技

【ボクシング】2冠王者・井上岳志 世界再挑戦へ「ここを落としたら先はない」 前日計量クリア
フェースオフする井上(左)とライアン Photo By スポニチ
 プロボクシング東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパー・ウエルター級タイトルマッチの前日計量が17日、都内で行われ、同級王者・井上岳志(34=ワールドスポーツ)は69・7キロ、挑戦者のウエイド・ライアン(34=オーストラリア)は69・5キロでクリアした。
 WBOアジア・パシフィック3度目、東洋太平洋は初防衛に臨む井上は「状態はめちゃくちゃいい。生き残りという感じがする試合。勝った方が世界ランク上位の選手と戦えると思っている」と静かに闘志を燃やした。

 井上は世界初挑戦となった19年1月WBO世界スーパーウエルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)と対戦し大差判定負け。次戦以降の世界再挑戦に向けて今回の試合は「ここを落としたら先はないと思っている」と危機感を口にする。

 対戦相手のライアンとは計量後にフェースオフを展開。右腕から背中にかけては入れ墨が入っていたが「イメージ通り。真面目な性格だと感じた」と意に介さず。この試合に向けては先月上旬からオーストラリア・シドニーで約10日間のスパーリング合宿を敢行。主に技術とスピードのある左構えのアマチュア選手と4、50ラウンドのスパーを行い「めちゃくちゃ技術もあって収穫はたくさんあった」と手応えを示す。

 「KOで勝ちたいのは正直なところ。ただ相手も世界ランカーに勝っている選手で、そんな甘くはないと思う。とにかく判定でもいいので、勝てればそれでよしとしたい」と静かにうなづいた。

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