ボクシング世界初挑戦の西田凌佑 理想は井上尚弥!?「倒すとこは真似できないけど…」
2024年04月09日 17:21
格闘技
もちろん詳細を明かせないものの、当日のリングでは今までとは違うスタイルを披露する方針。「強いチャンピオンに挑めるのが楽しみ。自信はあります。スタイルを変えるというより、雑だった部分を丁寧にしたり、今までのものにプラスするイメージ。応援してくれる人たちの期待に応えたい」と笑みをまじえて語った。
近大出身で、プロ転向後は3戦目で世界挑戦経験を持つ大森将平(ウォズ)を破り、4戦目で元世界王者の比嘉大吾(志成)からWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を奪うなど“番狂わせ”を起こした。ダウンを奪って流れをつかんだわけではなく、どちらも着実にポイントを重ねた判定勝利だった。
ところが理想の選手は井上尚弥という。「(サウスポーの自分とは違い、井上尚弥は)オーソドックスですけど、ああいうボクシングがしたいなと思う。一発(で倒すの)は無理ですけど。接近戦でも相手のパンチを芯でもらわないとか、崩れないところ。結構(動画を)見ます。倒すところは真似できないけど」。もちろん王者ロドリゲスが井上尚弥に敗れた試合もチェックし「引き際のフックとか当たるタイミングは参考になりました」。主導権を握るためのヒントを得た様子だ。
3月27日に第1子となる長女、莉奈ちゃんが生まれた。「家に帰ったら本当にいやされます。“負けられない”と思う」。愛娘に勇姿を見せるためにも必勝を期す。