ネリ 尚弥は「ジョーダンじゃない」 悪童モード“バスケの神様”引き合いに挑発
2024年04月24日 05:00
格闘技
さらには過去に井上のスパー相手を務めた同郷の選手からの情報を基に「(弱点を)いくつか見つけた。何ラウンドかは分からないがKOできる。流血を見るだろう」と不敵に笑った。
公開練習では左右のフック、アッパーとパワフルな連打を繰り出す全開モード。「調子は100%。過去の10倍か20倍だ」と万全の仕上がりをアピールした。WBCの15日前事前計量もクリア。18年3月の山中慎介戦では体重超過したが、現在は127ポンド(57・6キロ)と、スーパーバンタム級リミット(55・3キロ)まで2・3キロ。3度のドーピング検査も全て陰性で、前科のある“悪童”が改心した姿を見せている。
統一世界ヘビー級王者のタイソンが東京ドームでダグラスに10回KO負けして「世紀の番狂わせ」が起こった90年から34年。再び番狂わせを演じる自信を口にし「4団体統一を成し遂げたい。全てを出してリング上で死ぬ覚悟で戦う」。一度で4本のベルトをまとめる願ってもないチャンス。ネリは確実に勝利を狙いにきている。
▼井上の父・真吾トレーナー パワフルさは感じたが、切れはそう感じなかった。(井上の弱点があると)誰でも言う。今までの選手も尚弥に何もできなかった。だからそこは気にならない。(ネリの公開練習を視察)