前田日明氏「本当にカッコよくなれよ」 ブレイキングダウンオーディションに登場!選手たちに愛のある言葉
2024年05月09日 21:41
格闘技
すると前田氏が作ったアウトサイダー出身でブレイキングダウンにも出場いた瓜田純士が「前田さんの腹ん中に溜まっているブレイキングダウンについて思う存分言ってもらっていいですか」と伝えた。
前田氏は「普段ははちゃめちゃな暴力とかすると怒られてばっかりだったのに、ここでは全てが許されて。ブレイキングダウン見たら伸び伸びと暴力やっていいのかみたいにね。YouTubeに載ったってだけで世間の注目が集められる。それはどういうことなのかと」と提言した。
この提言にブレイキングダウンのCOOで実業家・溝口勇児氏は「ブレイキングダウンのせいで治安が悪くなったと言われるんですけど、実際には令和2年から比べて脅迫・恐喝・暴行・傷害って減っているんですよ。世の中的に治安悪化に貢献しているというのはデータ的にはそうなってないです」とデータを出して回答した。
しかし前田氏は「勘違いしてるやつがいたから今回みたいな事件が起こったんでしょ」と口にした。これに対しても溝口氏は「不起訴になっていたり、示談になっているケースが多いのも事実です。僕たちはいろんなレッテルを貼られて、こういうコンテンツをやっている以上甘んじて受け止めないといけない。我々も今までのやり方を肯定する気は全然ないです。変えるべきところは変えていきたい。悪さをした人間に関しては出場停止という形を取ります。我々もそれを厳正にやっていきたいと思っています」と真摯(しんし)に答えた。
その後、瓜田が素行の悪い選手との付き合い方について質問した。前田氏は「試合あるたびに選手たちにしょっちゅう“暴れるなよ。ケンカ売られても買うんじゃないよ。警察捕まったらプロと同じ扱いされるよ。ダメだよ”って言っていた」と答えた。
そしてアウトサイダー発足の理由についても「“格闘技=暴力・暴力団”というのが違うだろって。俺が証明するためにアウトサイダーを始めたんだよ。泥の中に咲く水蓮のように咲く奴を見つけてたら、コイツら(朝倉兄弟)を見つけたんだよ」と説明した。
これを聞いて溝口氏も「私たちも影響力を持っているからこそ襟を正すのはおっしゃる通りだと思います」と話すと、前田氏は椅子から立った。
最後に前田氏は「ケガにないように頑張ってね。本当にカッコよくなれよ。一人一人が虎とか龍とか言われるんだったら証明しろよ。今は犬の集まりにしか見えないんだよ。悪くて突っ張って元気あるのはいいんだけど、カッコよくなってほしいね」とひな壇に座っていた選手たちにも愛のあるメッセージを送った。