プロボクシングIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(27=六島)が6日、大阪市内の所属ジムで練習を再開した。先月4日にエマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)に判定勝ちし、9戦無敗で王座を奪取。秋に予定される初防衛戦に向けて「試合が決まるまでは自分の動きの確認をして技術を磨く。(トレーナーの)武市さんの追い込み練習でスタミナを強化していきたい」と話した。
前日の5日にはC大阪に招待され、ヨドコウでルヴァン杯町田戦を観戦。ハーフタイムにはピッチでC大阪の森島寛晃社長から激励されたが「自分が(ピッチに)出てから逆転されたので、悪いなあって…」と恐縮した。「ボクシングでも途中まで勝ってて、そこからボーンとやられるのはゼロじゃない」と枝川孝会長に諭された西田には、バンタム級王座統一の野望がある。「新王者として知名度を上げるため、一戦一戦勝ち続けていけるように頑張りたい」と力強く話した。