鈴木千裕が豪語「パッキャオさんにMMAを学ばせる」 7・28「超RIZIN3」で対戦
2024年06月10日 15:27
格闘技
会見では両者の舌戦も展開された。「ボクシングというものはそんなに簡単に習得できるものじゃない。7月28日に必ず彼はボクシングを学ぶことになる。私がベストを尽くして学ばせる」と余裕の態度を取るパッキャオに鈴木も対抗。「ボクサーのパンチは当たらないけど、僕はボクサーじゃない、MMAのファイター。僕はパッキャオさんからボクシングを学ばせてもらいます。そしてパッキャオさんにはMMAを学ばせます」と挑発。パッキャオが「とても楽しみにしています、まあ見てみようじゃないか」と返す場面もあった。
パッキャオがRIZINに初めて登場したのが19年のRIZIN横浜アリーナ大会。度重なる交渉を経て2022年大みそかにはパッキャオがリング上でRIZINとの契約を結んだことを発表した。RIZINは日本人ファイターを中心に対戦相手をピックアップしてきたが、なかなか有力委候補が出現せず、対戦相手決定トーナメント開催のプランもあったという。そんななかで昨年からピットブルやケラモフを撃破するなど快進撃を続ける鈴木千裕に白羽の矢が立った。4月後の金原正徳戦後にオファーを出した榊原CEOは「二刀流の破天荒な活躍を見て千裕ならワンチャンスKOする期待感がある」と話した。
米メディアによると、パッキャオは9月にWBC世界ウエルター級暫定王者のマリオ・バリオス(米国)に挑戦するプランも浮上しているという。この日の会見では「交渉はしているが、詳細は詰めていない。今年の11月か12月に実現する可能性もある」とフィリピンの英雄は含みを持たせた。
当日はメインの朝倉未来対平本蓮の前、セミに組まれるが、鈴木のファイト次第では世界をあっと言わせるインパクトを発信できる可能性もある。2022年の「THE MATCH」を超えるPPVヒットを目指す榊原信行CEOは「パッキャオは交渉中からエキシビションという言葉を使うな、これはTHE FIGHTだ、男と男の闘い果たし合いをする、と言っている。本気の“どつき合い”を7月28日、みてほしい」とPRした。