鈴木千裕が豪語「パッキャオさんにMMAを学ばせる」 7・28「超RIZIN3」で対戦

2024年06月10日 15:27

格闘技

鈴木千裕が豪語「パッキャオさんにMMAを学ばせる」 7・28「超RIZIN3」で対戦
<超RIZIN.3追加カード発表会見>ポーズを決めるマニー・パッキャオ(左)と鈴木千裕(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 7月28日にさいたまスーパーアリーナで行われる格闘技イベント「超RIZIN3」で対戦することが決まったボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(45=フィリピン)とRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)が10日、東京都内で会見した。
 9日に東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた「RIZIN47」の試合会場で発表されたビッグカード。この日改めて榊原CEOから「正式決定です」とアナウンスされた。会見で鈴木は「やることはひとつ。勝たないとダメなので絶対に勝ちます」と意気込みを示し、パッキャオも「日本で唯一の試合だった1998年の試合(後楽園ホールでの寺尾 戦)は1Rだった。今回のミッションも同じ。早く終わらせるために全力で戦う。エキシビションでない。お互いにノックアウトを目指す」と勝利宣言した。RIZINスタンディングバトルルールの3分3R、判定なしの非公式マッチ。グローブは8オンスのものを使用する。

 会見では両者の舌戦も展開された。「ボクシングというものはそんなに簡単に習得できるものじゃない。7月28日に必ず彼はボクシングを学ぶことになる。私がベストを尽くして学ばせる」と余裕の態度を取るパッキャオに鈴木も対抗。「ボクサーのパンチは当たらないけど、僕はボクサーじゃない、MMAのファイター。僕はパッキャオさんからボクシングを学ばせてもらいます。そしてパッキャオさんにはMMAを学ばせます」と挑発。パッキャオが「とても楽しみにしています、まあ見てみようじゃないか」と返す場面もあった。

 パッキャオがRIZINに初めて登場したのが19年のRIZIN横浜アリーナ大会。度重なる交渉を経て2022年大みそかにはパッキャオがリング上でRIZINとの契約を結んだことを発表した。RIZINは日本人ファイターを中心に対戦相手をピックアップしてきたが、なかなか有力委候補が出現せず、対戦相手決定トーナメント開催のプランもあったという。そんななかで昨年からピットブルやケラモフを撃破するなど快進撃を続ける鈴木千裕に白羽の矢が立った。4月後の金原正徳戦後にオファーを出した榊原CEOは「二刀流の破天荒な活躍を見て千裕ならワンチャンスKOする期待感がある」と話した。

 米メディアによると、パッキャオは9月にWBC世界ウエルター級暫定王者のマリオ・バリオス(米国)に挑戦するプランも浮上しているという。この日の会見では「交渉はしているが、詳細は詰めていない。今年の11月か12月に実現する可能性もある」とフィリピンの英雄は含みを持たせた。

 当日はメインの朝倉未来対平本蓮の前、セミに組まれるが、鈴木のファイト次第では世界をあっと言わせるインパクトを発信できる可能性もある。2022年の「THE MATCH」を超えるPPVヒットを目指す榊原信行CEOは「パッキャオは交渉中からエキシビションという言葉を使うな、これはTHE FIGHTだ、男と男の闘い果たし合いをする、と言っている。本気の“どつき合い”を7月28日、みてほしい」とPRした。

おすすめテーマ

格闘技の2024年06月10日のニュース

【楽天】オススメアイテム