井上尚弥 ドヘニー有力の次戦へスパー開始 「ぶっちゃけどっちでも…」次戦はWBA指令応じない姿勢

2024年06月28日 17:27

格闘技

井上尚弥 ドヘニー有力の次戦へスパー開始 「ぶっちゃけどっちでも…」次戦はWBA指令応じない姿勢
WOWOWで番組収録に臨んだ井上尚弥(左)と拓真 Photo By スポニチ
 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が28日、都内で『井上尚弥・井上拓真出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥vsネリ」「井上拓真vs石田匠」』(7月15日午後9時からWOWOWライブ)の収録を行った。
 弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=同)とエキサイトマッチ初共演。5月6日に東京ドームで行われた34年ぶりのボクシング興行で、元2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦を解説した。「一番気をつけていた」と話す左フックを浴びてプロ初のダウンを喫した1回のシーンには「今後はないようにしたい」と苦笑い。「そろそろ倒せる感覚はあった」と6回TKO勝ちし4万3000人の観衆を沸かせた歴史的な一戦への満足感を口にした。

 次戦は9月に元IBF同級王者でWBO世界同級2位テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦を行うことが有力。「来月どこかで発表があると思う」と正式決定間近であることも示唆。27日には東洋太平洋フェザー級1位で日本同級6位の中野幹士(28=帝拳)とスパーリングを行ったことを報告。「スパー始めにしては出来はよかった」とドヘニーと同じ左構えの選手との実戦に手応えを示した。

 またWBAから同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を9月25日までに実施するよう命じられたことにも言及。「指令が出たタイミングも、相手のプロモーターの発言にしろ結構嫌がらせチックな感じ」と苦笑いを浮かべながら「剥奪でも返上でもぶっちゃけどっちでもいい。ここからは全てが防衛戦になると思うので、そこで自分がどんなパフォーマンスをするかに懸かってくる」と次戦ではWBAの指令に応じない構えを示し、ベルト保持へのこだわりがないことも強調した。

 将来的なフェザー級転級についても触れ「(転級も)頭の片隅に入れてトレーニングしている。フェザー級の体をつくり上げたときに考える」と明かした。

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