【ボクシング】WBOAPライト級王者・保田克也 有言実行の8回KOでV3成功 最後ははたき込み!?

2024年07月09日 21:06

格闘技

【ボクシング】WBOAPライト級王者・保田克也 有言実行の8回KOでV3成功 最後ははたき込み!?
3度目の防衛に成功した保田 Photo By スポニチ
 【WBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチ12回戦   保田克也<8回1分58秒KO>プレスコ・カルコシア ( 2024年7月9日    後楽園ホール )】 WBOアジア・パシフィック(AP)ライト級王者・保田克也(32=大橋)が同級3位プレスコ・カルコシア(28=フィリピン)を8回1分58秒KOで下し3度目の防衛を成功させた。
 立ち上がりのジャブの探り合いから1回終了間際に保田が左ストレートをヒット。遠い距離から飛び込んでくる相手を警戒するも、2回に左フックを被弾。バランスを崩すも立て直し、左ボディーアッパー、左ストレートを徐々にヒットさせた。

 保田がペースを握る中、8回に左ストレートを見舞うと、接近戦から再び強烈な左ストレートを叩き込んで相手に10カウントを聞かせた。前日計量後の宣言通りに8回KOに「セコンドに左が当たると言われて打ったらがっしり入った。素直にうれしい」と振り返りながら「内容が内容なので、あまりいい出来とは言えない。もっと本番に強い選手にならないといけない。次に向けての課題として前向きに捉えたい」と話した。

 渋い表情を浮かべる保田だったが、一方で大橋会長は「相手はパンチのある選手だった。最高の出来では」と試合運びを称賛。最後のKOシーンはもみ合うような形で相手が倒れたことから「保田山のはたき込みだな」と冗談を言うほど上機嫌。これには保田も「次は両国(国技館)でやります」と絶妙な返しを見せた。

 WBO世界同級9位に位置し今後は「5位以内に入りたい」と野望を明かす。「そのために他団体のベルトを獲っていきたい」と今後は日本、東洋太平洋のタイトルを狙うことを宣言。大橋会長も「他団体チャンピオンと統一戦をして、本人が臨むような試合をやっていきたい」と話した。

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