【ボクシング】中谷潤人 ”パワーパンチ”でKO任せろ 「パワー、スピード増した」バンタム級にも手応え

2024年07月10日 13:47

格闘技

【ボクシング】中谷潤人 ”パワーパンチ”でKO任せろ 「パワー、スピード増した」バンタム級にも手応え
力強いサンドバッグ打ちを披露した中谷 Photo By スポニチ
 【トリプル世界戦 WBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者・中谷潤人<12回戦>1位ビンセント・アストロラビオ ( 2024年7月20日    両国国技館 )】 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が10日、相模原市内の所属ジムで練習を公開。シャドーボクシングと力強いサンドバッグ打ちを披露し「水分をとりながら順調な調整できている。体のバランスや細かいところを一つ一つ丁寧にやることを集中してやっている」と充実ぶりを伺わせた。
 試合前恒例の米ロサンゼルス合宿では約90ラウンドのスパーリングをこなした。通常は200ラウンド近くの実戦で試合に備える中谷だが「サンドバッグで力強いパンチをうつことにフォーカスした。どんな状況でも力強いパンチを出すために、強く振ることに集中した」とサンドバッグ中心の練習でパワーを強化。強打が武器の挑戦者アストロラビオ(23戦19勝14KO)に”パワー”で対抗するため「プレッシャーをかけてくる選手。それをしっかり止めて、自分のボクシングをするために強いパンチ意識した」と打ち負けない覚悟を口にした。

 次戦でバンタム級転級2戦目。スーパーフライ級(52・1キロ)時代は約10キロの減量と闘ってきたこともあり、減量苦から解放されバンタム級(53・5キロ)では調整面での手応えを得ている様子。「周りから肌つやが良いと言われる。いい調整ができているし、感覚的にもパワーもスピード増している。バンタム級によりフィットしていると凄く感じる」。と話し「今はバンタムの体になっているしアジャストできている」とリミットまで残り2、3キロであることも明かした。

 将来の統一戦につなげるため、次戦が通過点であることも強調。「まずはこの試合に集中している」と気を引き締めた上で「よりビッグファイトを期待してもらえるような試合をしたい。ただKOするだけではなく、しっかりいいパフォーマンスをして、納得できる悔いのない戦いをしたい」と貫禄を漂わせた。

おすすめテーマ

2024年07月10日のニュース

【楽天】オススメアイテム