中谷潤人 スパーリングは通常の半分以下も自信の戦略「力強いパンチを打つことにフォーカスした」

2024年07月11日 05:30

格闘技

中谷潤人 スパーリングは通常の半分以下も自信の戦略「力強いパンチを打つことにフォーカスした」
力強いサンドバッグ打ちを披露した中谷 Photo By スポニチ
 【WBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者・中谷潤人《12回戦》同級1位・ビンセント・アストロラビオ ( 2024年7月20日    両国国技館 )】 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人が10日、初防衛戦に向け相模原市内の所属ジムで練習を公開した。シャドーと力強いサンドバッグ打ちを披露し「感覚的にパワーもスピードも増している」とバンタム転級2戦目に向け、手応え。スーパーフライ級(52・1キロ)時代は約10キロの減量と闘ったが、減量苦とも無縁。「周りから肌つやが良いと言われる」と不敵に笑った。
 今月3日まで約1カ月間の米ロサンゼルス合宿では約90ラウンドのスパーリングを実施した。通常の約200ラウンドに比べれば半分以下だが「サンドバッグで力強いパンチを打つことにフォーカスした」と説明。強打が武器の挑戦者を想定し「しっかり止めて自分のボクシングをする」と決意を口にした。

 日本人が主要4団体を独占するバンタム級の統一戦を見据え、次戦が通過点であることも強調。「よりビッグファイトを期待してもらえるような試合をしたい。ただKOするだけではなく(周りが)納得できる戦いをしたい」と3階級制覇王者としての貫禄を漂わせた。 (伊東 慶久)

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