亀田和毅「勝って当たり前。KOで」 8・24大阪でドラミニと指名挑戦者決定戦

2024年07月13日 13:09

格闘技

亀田和毅「勝って当たり前。KOで」 8・24大阪でドラミニと指名挑戦者決定戦
IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦に出場する亀田和毅(右)と3150FIGHTの亀田興毅ファウンダー Photo By スポニチ
 プロボクシング元世界2階級制覇王者で、IBF世界フェザー級3位の亀田和毅(33=TMK)が13日、大阪市西成区の所属ジムで会見し、8月24日に大阪・大和アリーナで同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)を相手にIBF同級指名挑戦者決定戦を行うと発表した。
 「無事に契約が同意され、IBFから承認もおりてホッとしている。どの試合も重要だけど、特にこの試合は重要。勝つのは俺の中で当たり前。KOで。インパクトのある試合をして次へ進まないと。いい内容で勝たないと世界なんて言えない」

 和毅は昨年10月のIBF同級2位決定戦でドラミニに判定負け。その後、2位にランクされたドラミニが3位アーノルド・ヘガイ(ウクライナ)との指名挑戦者決定戦をIBFから指令され、和毅とドラミニの再戦はいったん消滅した。和毅の兄で、3150FIGHTの亀田興毅ファウンダーによると、ヘガイがこの決定戦を辞退したため、和毅にチャンスが巡ってきた。興毅氏は「勝てば年内に(王者に対し、和毅との指名試合を行うよう)オーダーが出る。和毅にとって3階級制覇、勝負の一戦になる。今回勝って、そこへつなげてほしい」と期待する。

 現在のIBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)は今年3月に阿部麗也(KG大和)を8回TKOで退けて3度目の防衛に成功。8月10日に米ニューメキシコ州で4度目の防衛戦に臨む。和毅は「チャンピオンのロペスは海外で評価されている選手。それに勝って3階級制覇できれば価値がある」と先を見据えて気合十分。前日12日に33歳の誕生日を迎えたばかりで「33歳で3階級制覇、それを目標にする」と“3並び”の活躍を誓った。

 和毅は父・史郎氏をメインのトレーナーに迎えた今年3月の再起戦でケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)に5回終了TKO勝ち。コンビ結成にあたり、父から「もう1回デビューするつもりでやっていこう」と声をかけられた。和毅は「前回がデビュー戦みたいなもの。今回が“デビュー2戦目”」と話す。「3月の試合で出た課題についてチームと話し合いながらやっている。スパーは順調で、体のパワーもついている。前回より、いい試合ができそう」と順調な調整ぶりを明かした。ドラミニとの再戦では、父が掲げる攻撃的なスタイルに生まれ変わった“シン亀田和毅”の進化形を見せるつもりだ。

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