井上尚弥 9・3史上2人目の4団体V2戦 “日本人キラー”ドヘニーには「一発も触れさせない」
2024年07月17日 05:00
格闘技
![井上尚弥 9・3史上2人目の4団体V2戦 “日本人キラー”ドヘニーには「一発も触れさせない」](/battle/news/2024/07/17/jpeg/20240716s10021000441000p_view.webp)
ドヘニーは18年に元世界王者の岩佐亮佑(セレス)に判定勝ちするなど過去の対日本人戦績は3勝2KO。前日計量から大幅に増量することでも知られる強打者にも「スピード勝負で触れさせなければ問題ない。フィジカル勝負の必要もないくらいの技術を見せて完封したい」と格の違いを見せつける構えだ。
当初はIBF、WBO世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との対戦が濃厚だったが、相手が地元でノンタイトル戦を優先したことで消滅。そのグッドマンに過去に敗れた“格下”を相手に選んだことで、海外では批判的な意見も出ている。それでも井上はモチベーションの低下を真っ向から否定し「自分の中では気の抜けない戦い。この試合をクリアしてこの先もスーパーバンタム級で魅せる戦いをしていく」と来年まで約2年は同階級での試合をこなす考えを改めて示した。
先月にWBAから通達された指名試合に応じなかったためベルト剥奪の可能性もあったが、同王座を保持したまま臨める見通し。「どうせ防衛戦をやるなら4本持って入場した方が気持ちいい」。笑顔を見せながらも、次戦への強い決意をにじませた。