TKO勝利の天心に聞く 上達した背景「天下一武道会の孫悟空みたいな、重りが外れたみたいな感じ」

2024年07月21日 05:30

格闘技

TKO勝利の天心に聞く 上達した背景「天下一武道会の孫悟空みたいな、重りが外れたみたいな感じ」
<ダブル世界戦>勝利した那須川(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシング54.4キロ契約10回戦   那須川天心 TKO3回1分49秒 ジョナサン・ロドリゲス ( 2024年7月20日    東京・両国国技館 )】 KOしたぞ!WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が、ボクシング転向4戦目で初めて相手をキャンバスに沈めてのKO勝利を挙げた。自身初10回戦で世界4位でジョナサン・ロドリゲス(25=米国)の格上相手に何もさせず、3回1分49秒TKO勝ち。前戦から大きく成長した姿を見せ、次戦での地域タイトル挑戦へ大きく前進した。
 以下、試合後の那須川と一問一答。

 ――試合を振り返って。
「本当に皆さんお待たせしました。長い期間空いて、ずっと倒すところをみんなが見たかったと思うんで、毎日毎日やってきて3戦目でTKOになって、今回、倒し切れることができて自分の中で少しは成長できた」

 ――初のKOだったが?
 「感触がない。倒そうと打ってないので。自分が流れの中でできたことがいい結果につながった」

 ――那須川天心の型は?
 「自分の動きを先にして相手を動かす。相手に合わせるのでなく、間を支配する。スピードもタイミングも狙っていましたけど、ずっとやってきたことで流れを切らない」

 ――タイトルに近づいた?
 「何かしらのベルト欲しいなとは思うが、飛び級すると痛い目を見る。焦らず時が来たらいつでもいけるように」

 ――左ストレート後のまとめが上達した?
 「効かせたあとのまとめはずっとやっていた。トレーナーから怒られながらやってきた。(漫画ドラゴンボールで)天下一武道会の孫悟空みたいな、重りが外れたみたいな感じでできた」

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