朝倉未来が引退表明 MMAデビューから12年…「ブレイキングダウン」で格闘界に新風 功績を振り返る
2024年07月29日 11:05
格闘技
![朝倉未来が引退表明 MMAデビューから12年…「ブレイキングダウン」で格闘界に新風 功績を振り返る](/battle/news/2024/07/29/jpeg/20240729s10003000189000p_view.webp)
高校時代は地元の暴走族チームでけんかに明け暮れ、少年院収容経験もある朝倉。約1年の収容を経て格闘家を目指した
「THE OUTSIDER」での華々しい功績を手に、17年にROAD FCへ参戦し、翌18年8月からRIZINに初参戦。22年9月「超RIZIN」で、日本人2人目となるフロイド・メイウェザーと対戦。世界中にその存在を知らしめた。
朝倉は1分間ルールの格闘技大会「BreakingDown」を立ち上げ、格闘技界に新たな風を吹き込んだ。
格闘家としての活動のほか、実業家としても成功。パレルブランドや不動産投資、ジュエリーブランド、宅配冷凍弁当、育毛剤など、15以上の事業を手掛け実業家として「年商約30億円」だと明かしている。YouTuberとしてもメーンチャンネルは登録者数300万人超え。その影響力で格闘技を広く世間に広めた。
28日に、これまで舌戦を繰り広げていた平本と対戦。「もし万が一平本に負けたら格闘技人生を引退します」と試合前の時点で引退を懸けると宣言していたが、試合は衝撃の1R138秒決着。序盤は様子を見合った両者だったが、平本の踏み込みの左フックを被弾。その後も連発パンチでダウン。さらにパウンド被弾してTKOを喫した。
試合後は座りながらぼう然の表情。裂傷した唇の治療を受けた後は、バックステージ会見を欠席し、去就を明言せずに帰宅していた。
一夜明けたこの日、「格闘技が好きなので練習は続けるし、色んな選手のサポートをしたり、格闘技界に貢献していけたらと思う」とした上で「自分が戦うのは一旦終わりにします」と宣言。「19歳から地下格闘技でデビューして32歳まで色んな体験をさせてもらいました 格闘技が人生だったと思う ありがとうございました」と振り返った。