兄に続き弟も…重岡銀次朗が王座陥落 人生“初黒星” 9回まさかのTKO 救急搬送される
2024年07月29日 05:25
格闘技
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立ち上がりから全開のタドゥランに劣勢を強いられた。ボディー攻撃から勝機を見いだし4回にはカウンターの右フックで相手をぐらつかせるも、手を緩めない相手の猛攻を受け続けた5回、右目上を腫らし視界がふさがった。徐々に被弾が目立ち9回にはロープ際で連打され防戦一方となったところでレフェリーストップ。「これまで戦ってきた中で一番強い選手」と警戒してきた元世界王者に完敗を喫した。
アマチュア時代、熊本・開新高では56勝1敗。唯一の敗戦は高校総体県予選決勝で兄・優大との兄弟対決を避けるために棄権したものだったが、今回が事実上の生涯初黒星となった。今年3月のタイトルマッチで敗れ王座から陥落した優大に続き、わずか4カ月の間に重岡兄弟が一気にベルトを失った。
次戦以降で見据えていた他団体との統一戦プランも白紙に。それでも亀田プロモーターは「これがボクシング。ただ負けたら終わりではない。本人が望むのであればすぐに再起させたい」と約束した。