【DEEPサマーフェスティバル2024】約5年半ぶり復帰の長谷川賢が雨中の決戦で判定勝ち
2024年09月01日 14:52
格闘技
前日計量は117.05キロで、10キロほど絞ってきたSAINTは94.25キロ。1Rは相手の右ミドルキックをキャッチして倒し、グラウンドで優位に進めた。肩固めの体勢になったが、雨の影響もあり滑って外れた。2Rもテークダウンからグラウンドでコントロール。3Rは相手の右手が左目に入ったため一時中断したものの、再開後はパンチで攻めながらグラウンドに持ち込み、肩固めやアームロックを狙っていった。
判定は3-0(30-27、30-25、29-28)。雨の中で全てを出し切り、勝ち名乗りを受けるとすぐに座り込んだ。マイクを預けられても立つことはできなかった。
「めちゃくちゃやりづらかった。ヌルヌル相撲みたいな感じ。打撃で行こうと思ったけど5センチくらい踏み込むと滑っちゃって、組むしかないと思った。組みも滑って決められなかった」と振り返った。
難しい試合となったが、充実感は大きかった。「今日、純粋に格闘技ができて、格闘技が好きで楽しいと思った。5年半ぶりに復活しましたが、また試合をしようと思います」と次の戦いを見据えた。
格闘技では珍しい野外でのイベント。台風10号の影響で雨模様となったが、8試合中6試合が一本、KOでの決着。試合のもようをライブ配信したU-NEXTで解説を務めたDEEP JEWELSストロー級&アトム級王者でRIZINスーパーアトム級王者でもある伊澤星花(26=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)は「条件が悪い中、みんな生き生きしていた。出た選手の今後が楽しみ」とファイターを称えた。