尚弥 フェザー級転向見据え62.7キロまで増量で手応え 弟・拓真「現段階でも通用すると思う」

2024年09月04日 05:00

格闘技

尚弥 フェザー級転向見据え62.7キロまで増量で手応え 弟・拓真「現段階でも通用すると思う」
<ダブル世界戦 井上・ドヘニー>防衛に成功した井上。左からいとこ・浩樹、井上、弟・拓真、父・真吾トレーナー(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   統一王者 井上尚弥 TKO7回16秒 元IBf王者 TJ・ドヘニー ( 2024年9月3日    東京・有明アリーナ )】 スーパーバンタム級転級後、尚弥は4戦連続KO勝利。来年いっぱいは同級での戦いを明言し、以降のフェザー級転向を見据える上で今回は新たな取り組みを行った。「意図的に増やせるだけ増やそうと。スキルが落ちない程度にどこまでリカバリーできるか試した」と計量後、試合当日で自身最高となる62.7キロまで増量。手応えも得た一方で「若干重たいと感じた」と課題も口にした。
 弟でWBA世界バンタム級王者の拓真(28)は「現段階でも上の階級で通用すると思う」と期待する。成功を確信する主な要素は尚弥の体の強さだ。井上兄弟はジム先輩の元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーが考案したフィジカル強化を目的とした「ヤエトレ」で週2回、体をいじめ抜く。「僕は(パフォーマンスが)上がったり下がったりを繰り返すが、ナオ(尚弥)は最後まで落ちない。その中で軸も全くぶれない」と強靱(きょうじん)な肉体は、既にスーパーバンタム級クラスのものではないとした。

おすすめテーマ

格闘技の2024年09月04日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム