中谷潤人 「3発くらいキーになるパンチがある」 7月アストロラビオ戦の衝撃KOの再現なるか

2024年09月30日 13:58

格闘技

中谷潤人 「3発くらいキーになるパンチがある」 7月アストロラビオ戦の衝撃KOの再現なるか
<中谷、オラスクアガ練習>シャドーボクシングする中谷(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者・中谷潤人<12回戦>同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ ( 2024年10月14日    東京・有明アリーナ )】 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が30日、相模原市内の所属ジムで練習を公開した。シャドーボクシングと力強いサンドバッグ打ちを1ラウンドずつ披露し「時差ぼけは結構あるが、凄く体が切れているのでイメージよく動けている。減量も順調」と笑顔。体重もリミット(53・5キロ)まで残り約2・5キロだと明かし、順調な仕上がりをアピールした。
 “ルディ流”ハードトレで備えてきた。試合前恒例の米ロサンゼルス合宿では、師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下、約160ラウンドのスパーリングをこなした。現地では同トレーナーから「ノーガード」や「1ラウンドで手数200発」の珍指令を受けたことも告白。「結構毎回言われる」と師匠の無茶ぶりに苦笑しながら「いろいろ刺激的なテーマを投げてくれて、それに合わせてしっかり自分自身を追い込めた」と手応えを口にする。

 経験豊富な左構えのペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ/76勝53KO1敗)を下すイメージは仕上がっている。「アクションをしっかり起こしていって、そういった形(KO)につなげていけるように行動していきたい。3発くらいキーになるパンチは意識して練習している」と3連続KOを見据えながら「それはシークレットで」とにやりを笑った。今年7月の初防衛戦ではアストロラビオ(フィリピン)を左ボディーストレート一撃で1回KO勝ち。昨年5月にはA・モロニー(オーストラリア)をリングに沈めた左オーバーハンドに続くKOパンチを再びさく裂させる構えだ。

 将来の統一戦につなげるため、次戦が通過点であることも強調。7大世界戦を含む2日間興行の初日にはWBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が防衛戦を行う。「もちろん統一戦をやりたい気持ちはあるので、そういったところにつなげていければいい。まずは自分の試合に集中して、ペッチ選手にしっかり勝つことを意識しながらやっていきたい」。KO決着への自信を漂わせた。

 興行はプライム・ビデオで独占生配信される。

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