V2戦のユーリ阿久井政悟 ワンパンマンシューズで公開練習「勝つだけ。それ以上でもそれ以下でもない」
2024年10月01日 14:34
格闘技
開始前からリミットまで5キロを切っていたという減量は残り約4キロ。「非常に良い状態で練習を続けることができている。このままいけば良い調子に持っていけると思う」と順調な調整をアピールした。スパーリングでは従来通りジャブを意識しながら、相手によってテーマを変えて取り組んだが、「あくまでテーマは勝つこと。試合のテーマも勝つことだけ。それ以上でもそれ以外でもない。できればKOで」とキッパリ。現在24連勝中のタナンチャイは8月にWBOアジア・パシフィック・フライ級王座決定戦で畑中健人(26=畑中)を2-0判定で破っており、「ムエタイをやってるので独特のリズムがある。自信満々で来ると思うので、そこは警戒したい」と話した。
東京合宿には途中から家族も合流していたが、長女・千聖ちゃんが保育園の運動会を控えており、先月29日に地元・岡山へ帰ってしまったという。家族滞在中は夢夫人の手料理を口にしていたユーリは「今は一人さみしくやってます。食事?そこは何とか一人でやります」と苦笑い。自身も試合準備のため6日に岡山へ一度戻るが、運動会は試合前日の12日で「見られなくて。家族は試合当日来るみたいです」と残念がった。
2日間興行には同じフライ級のWBO級王者アンソニー・オラスクアガ(25=米国、帝拳)、WBC王座決定戦に出場する同級1位・寺地拳四朗(32=BMB)と、将来の統一戦が期待される選手たちも登場する。統一戦の意向を問われると「当然意識はしているけど、今は自分のことで精いっぱい」と語り、「これに勝てばその先のことも見えてくると思う。まだ王者になったばかりなのでので、もうちょっと価値が上がってからやるのが一番いい。勝っていけばチャンスは来ると思う」と話すにとどめた。