矢吹正道「出し切るだけ」 10・12地元愛知で世界王座返り咲きへ調整順調

2024年10月07日 17:20

格闘技

矢吹正道「出し切るだけ」 10・12地元愛知で世界王座返り咲きへ調整順調
タキザワジムの滝沢卓会長(右)が持つミットに打ち込むLUSH緑ジムの矢吹正道 Photo By スポニチ
 プロボクシングIBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(10月12日、愛知県国際展示場)で王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)に挑戦する同級2位の矢吹正道(32=LUSH緑)が7日、名古屋市緑区の所属ジムで練習を公開した。
 シャドーボクシングとミット打ちで軽快な動きを披露した。この日の名古屋市は最高気温29度、湿度70%で10月と思えないほど蒸し暑かった。「(減量には)ちょうどいい。(リミット48・9キロまで)あと3~4キロ。(気持ちは)落ち着いているし自信はあります。全て出し切って負けたら、それまで。出し切るだけ」。体重管理を含め調整は順調のようだ。寺地拳四朗(BMB)と戦った2度の世界戦はどちらもアウェーの京都で実施された。今回は自身の地元、愛知で初めて世界戦のリングに立つ。「体重調整はこっちにいた方が楽なので」。地の利を生かして世界王座へ返り咲きを目指す。

 王者ノンシンガはアウトボクシング主体ながら、敵地に乗り込んだ前回は相手得意の接近戦で打ち勝ち、王座を奪い返した実力者。矢吹は「向こうもカウンター狙いなので。倒れるとしたら、お互いカウンターじゃないかな。ただ、倒すことばかりイメージすると雑になる。自分が主導権を握って戦いたい」と丁寧に試合を組み立てるつもりだ。

 当日は弟の力石政法(大橋)がセコンドにつく。WBC世界スーパーフェザー級3位で、既に王座への挑戦権を得ている力石は17日に大橋ジム移籍後の初戦を控える。それでも兄弟は固い絆で結ばれており、駆けつける。長所短所を知り尽くした最高のアドバイザーからも力をもらう。

 試合の模様はABEMAで無料生中継される。

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