井上尚弥「ぜひアツい試合をして」リモート参加のグッドマンへ宣戦布告! “塩試合”ドヘニー戦はもうご免

2024年10月24日 15:08

格闘技

井上尚弥「ぜひアツい試合をして」リモート参加のグッドマンへ宣戦布告! “塩試合”ドヘニー戦はもうご免
<井上尚弥、武居由樹会見>笑顔の井上(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ   統一王者・井上尚弥<12回戦>IBF、WBO1位サム・グッドマン ( 2024年12月24日    有明アリーナ )】 「NTTドコモ presents Lemino BOXING 井上尚弥vsサム・グッドマン 武居由樹 防衛戦 世界タイトルマッチ開催発表記者会見」が24日、都内のホテルで行われ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋/28戦28勝25KO)らが登壇。12月24日に有明アリーナでIBF、WBOスーパーバンタム級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア/19戦19勝8O)との防衛戦を行うことを正式発表した。
 5月6日のネリ戦後のリング上で対戦を“約束”した相手と約5カ月ぶりに“再会”。井上は、オンライン参加したモニターの挑戦者をのぞき込むように見ると「グッドマンとせっかくとつながっている。ちょっと一言だけ言いたい」と話し、こう続けた。

 「ドヘニー戦がさえないという言葉をもらいまして。それはドヘニーが塩試合に徹したからさえない試合になってた。グッドマンにはぜひアツい試合をしてもらいたい。その意気込みで日本に来てもらいたいのでよろしくお願いします」。

 グッドマンが先月、所属プロモーション「ノーリミット」のYouTubeチャンネルに出演した際、9月の井上―ドヘニー戦を「冴えない終わり方だった」とコメントした。それを受けて珍しく相手を“挑発”した井上は「どうせやるならアツい試合をしたいので」とニヤリと笑った。

 前回のドヘニー戦では7回TKO勝ちしたものの、守備的に戦う相手がなかなか前に出ず、自身も「不完全燃焼」と振り返る。「あのような戦いをしたらさえない試合になるよ」と忠告し「自分は塩試合で勝てればいいという思いでボクシングをやってないので、倒しにいくし、ヤマ場もつくるようにする」と“打ち合い”を歓迎した。

 もちろん慢心はない。「2団体でランキング1位ということは、そこまでの実力がある選手。守備的なボクシングをしたり、倒されないボクシングを徹底したら、やっぱりそれはそれで倒すのは難しい」と相手を警戒した上で「その中で自分は必ずこの勝利を手にするというものは曲げずに戦う」と、パワーを重視したドヘニー戦とは異なり、次戦はスピードで圧倒することを宣言した。

 来年は米国での試合や、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)との試合も見据える。「次に向けてのステップアップの試合になる。ただ、この試合に勝たなければその次のステージっていうのも見えてこない。一つ一つ大事に戦っていきたい」。大きな野望を掲げる来年へ、次戦も圧勝することしか見ていない。

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