Sフライ級最強挑戦者決定戦はドロー決着も山口仁也が挑戦権獲得 重里侃太朗は再戦意欲「男として」
2024年10月31日 22:28
格闘技
昨年3月に、日本ユース同級王者となり、ここまで5勝2KOと無敗。2階級制覇王者でWBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)らとスパーリング経験もある逸材だが「こんなんじゃチャンピオンになれない。もっと練習しないと」と12月12日に行われる日本同級タイトルマッチで王者・高山涼深(ワタナベ)―挑戦者・青木功(セレス)戦の勝者への挑戦権を得ても、笑顔はなかった。
所属ジムの三迫貴志会長は「デビュー時から期待している選手。こちらの想定以上で成長している。もっとやらせたいことはあった」と話しながら「負けないで反省できることは大きい」と収穫を得た愛弟子のさらなる成長を期待した。
惜しくも挑戦権を逃した重里は「男として再戦は当たり前。またやり返したい」と悔しさをにじませながら再戦に意欲を示した。
幼少期から慕う、元世界4階級制覇王者の井岡一翔(35=志成)からは毎ラウンド「ここは見せるとこやぞ」とげきを飛ばされた。「“いい試合やった”と言っていただいたが、勝たな意味ない。腐ることなくまたやっていきたい」と視線を上げた。