日産Z34「フェアレディZ NISMO」は336馬力! ベースより約86万円高い521.85万円~【今日は何の日?6月24日】
2024年06月24日 08:00
![](/sp/common/img/logo/motorfan_logo.png)
![日産Z34「フェアレディZ NISMO」は336馬力! ベースより約86万円高い521.85万円~【今日は何の日?6月24日】](/car/news/2024/06/24/jpeg/20240624c01045SCE001000p_view.webp)
■NISMOが手掛けた高性能コンプリートカーのフェアレディZ NISMO
2013(平成25)年6月24日、日産自動車の「フェアレディZ NISMO」がデビューした。フェアレディZ NISMOは、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が6代目「フェアレディZ(Z34型)」をハイチューニングして走りに磨きをかけたコンプリートカーである。
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_14-1024x683.jpg)
●初代フェアレディZ(S30型)は、トヨタ2000GTに対抗して誕生
![日産初代「フェアレディZ」](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_03-1024x682.jpg)
初代フェアレディZは、日産自動車のブランドイメージ向上のため、また「トヨタ2000GT」に対抗する低価格なスポーツカーとして、1969年10月にデビュー。ロングノーズ&ショートデッキの美しいフォルムとパワフルな走り、リーズナブルな価格によって日米で大ヒットした。
その後、1978年の2代目(S130型)はキープコンセプト、1983年の3代目(Z31型)は直6から新世代V6エンジンに換装し、V6 ターボは230psを発揮。リトラクタブルヘッドライトを纏った精悍なフロントマスクで人気を獲得。1989年に登場した4代目(Z32型)は、超スラントヘッドランプやショートオーバーハングなど、洗練されたスタイリングが特徴で、3.0L V6 DOHC(VG30DE)のNAとツインターボの2機種が用意され、国産初の出力自主規制値280psを達成したことで評判になった。
その後、いったん生産が途絶えたフェアレディZだったが、多くの復活を求める声に応え、5代目(Z33型)が登場。優れた空力性能のスカルプチャーデザインを採用し、ハイスペック3.5L V6エンジン(VQ35DE)エンジンは280psを発揮した。
●フェアレディZ NISMOのベース6代目(Z34型)フェアレディZ
![日産5代目「フェアレディZ(Z34型)」](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_04-1024x577.jpg)
2008年に登場した6代目(Z34型)フェアレディZは、プラットフォームを一新、軽量化とホイールベースの短縮をメインに、世界一楽しい走りが楽しめるスポーツカーを目指した。
スタリングは、Z伝統のロングノーズ&ショートデッキを踏襲しつつ、フロント部にブーメラン型のヘッドライトや大口径のグリル、抑揚のあるボンネットなどで精悍さをアピール。リアは、ボリューム感豊かなリアフェンダーやフロントと同一イメージのブーメラン型リアコンビネーションなどを特徴とした。
パワートレインは、最高出力336ps/最大トルク37.2kgmを発生する4.0L V6 DOHCエンジン(VQ37VHR)と、6速MTおよびマニュアルモード付7速AT(7M-ATx)の組み合わせ。車両価格は、最上級グレードが標準グレードより約70万円高い435.75万円(6速MT)/446.25万円(7M-ATx)に設定された。
6代目も、パワフルな走りと高い剛性による安定した運動性能、洗練された内外装などが、多くのスポーツカーファンから支持された。
●より高い性能を追求したフェアレディZ NISMO
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_11-1024x686.jpg)
NISMOは、日産のワークスチームとして国内外のレースで活躍中であり、またレースで培った技術とノウハウを生かし、市販用のチューニングパーツを開発・販売し、さらに市販車をハイチューニングしたコンプリートカーをNISMOシリーズとして販売している。
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_07.jpg)
NISMOシリーズの第1弾は、2013年1月にデビューした「ジュークNISMO」であり、第2弾が同年6月のフェアレディZ NISMOである。フェアレディZ NISMOは、空力特性に優れたエアロパーツを採用し、エンジン性能は355ps/38.1kgmまでパワーアップし、さらなるスポーツドライビングの楽しさを追求したのだ。
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_13-1024x683.jpg)
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_12-1024x682.jpg)
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_15-1024x682.jpg)
![日産フェアレディZ NISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_06.jpg)
エクステリアには、NISMOのカラーリングを施し、インテリアは赤いセンターマークを配置した本革・アルカンターラ巻の専用ステアリングと、赤い文字盤にNISMOロゴを配した専用タコメーターを採用するなど、NISMOスピリットをアピールした。
車両価格は、521.85万円(6速MT)/532.35万円(7速-ATx)で、ベースのフェアレディZの最上級グレードよりも約86万円高額に設定された。
![マーチNISMO](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_08-1024x714.jpg)
![](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2024/06/20240624_nissan_fairladyznismo_10-1024x508.jpg)
・・・・・・・・
NISMOシリーズは、その後「マーチNISMO」、「ノートNISMO」、「GT-R NISMO」、「セレナNISMO」、「リーフNISMO」と、ほとんどの主力モデルに設定されている。コンパクトカーやファミリーカー、ミニバンに乗っているスポーツモデル好きのユーザーのためにも対応しているのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。