文枝 ハチロク級若手噺家出現希望!上方落語GP開催
2015年02月25日 06:50
芸能
さらに3日前に初めて会い、将来性と時代をリードするセンスに感服させられたばかりの、ブレークコンビの話を引用。「8・6秒バズーカーのように一からネタを作り出し、(売れるために)何とかしようという気持ちを持ってもらいたい」と力を込めた。
文枝は03年に同協会会長に就いて以来、次世代スター育成を目標に掲げてきた。06年には約80年ぶりとなる落語の定席、天満天神繁昌亭を開館し、神戸での定席小屋オープンも計画中。最近では、無料通信アプリ「LINE」で「文枝塾」を開校。落語家を対象に、ダジャレなどのお題を出して鍛えるなど若手の実力アップに尽力してきた。
協会に所属する6年目から15年未満の若手が対象で、4月7日から4回に分けて予選を行い、それぞれ上位2人が突破。各組3位となった4人が敗者復活戦に回り、勝ち抜いた1人を合わせた9人が6月23日の本選に進み大賞(賞金20万円)を競う。今後10年にわたり、毎年1回開催する。
審査員は在阪のテレビ・ラジオ各局のプロデューサーが担当。目に留まればメディアに露出するチャンスで、文枝は「若い人を世に出す仕組みを作りたい。テレビで活躍できる落語家が出てきてほしい」と期待した。
≪31人が参戦を表明≫枝の弟子の桂三輝(44)や、笑福亭鶴瓶(63)の弟子の笑福亭鉄瓶(36)ら31人が参戦を表明。ネタ時間は15分で、予選、本選ともに1本勝負。文枝は、「いろんな一門から出てくるでしょうけど、審査員の方には中立の立場で、やっていただきたい」と指示。また、「この人なら、テレビでウケるだろうと考えて選んでほしくないとは思っております」と、見せかけの芸ではなく地力重視の選考を願った。