【ふなっしー探偵】シリアス芝居で新境地!クイズ作家参加の異色ドラマ
2016年01月07日 08:00
芸能
いつものハイテンションとは異なるメッセージ性の強いシリアスな芝居もあり、ふなっしーが新境地を開拓。物理的な“表情”は変わらないが、その語り口と全身の動きで見る者の感情を揺さぶる。児島とのコンビも抜群。その絆と友情に、終盤は込み上げるものさえある。
もちろん、ふなっしーらしく明るく元気な要素は満載。サスペンスだが、ふなっしーの魅力を生かし、家族で楽しめるストーリーが展開される。
制作陣の思いも「一番は、とにかくワクワクしていただき、存分に楽しんでいただくこと」。バラエティー班とドラマ班が異例の混合チームを組んだ。
ふなっしーが南極大陸を冒険するなどしたフジテレビ「世界ベスト・オブ・映像ショー 頂上リサーチ」の企画・情野誠人氏(フジテレビ)、深野和伸プロデューサー(共同テレビ)というバラエティー班が今回のドラマを企画。制作が決まり、フジテレビ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」などを手掛けたドラマ畑の森安彩プロデューサー(共同テレビ)が合流した。
脚本の政池洋佑氏は、普段はバラエティー番組や情報番組の構成作家。昨年4月に放送されたフジテレビ「容疑者は8人の人気芸人」の脚本を担当。人気芸人が本人役を演じる、今回のようなユニークな作品だった。
演出は共同テレビの吉村慶介氏。20代前半にドラマ部に在籍したが、その後はバラエティー番組を担当。ふなっしーとはフジテレビ「クイズ!それマジ!?ニッポン」などで一緒になっている。
劇中の暗号解読はフジテレビのクイズ番組「脳内エステ IQサプリ」の作家が参加し、本格的。暗号解読のシーンは、ふなっしーと児島のアドリブが多く、2人の掛け合い、ふなっしーの児島イジりが楽しい。