指原「ヘタレ」から「女王」へ 自己分析し徹底的に生かす才能は卒業後も

2018年12月16日 09:42

芸能

指原「ヘタレ」から「女王」へ 自己分析し徹底的に生かす才能は卒業後も
HKTコンサートでの指原莉乃(C)AKS Photo By 提供写真
 【HKT48 指原莉乃 来年4月に卒業 】 【記者の目】指原はかつて「ヘタレ」と呼ばれていた。09年、テレビ番組の企画でAKBのメンバーがバンジージャンプに挑んだ時、1人だけ飛ぶことができず、その臆病ぶりがファンの間に浸透した。
 しかし、そのヘタレキャラを武器にテレビ界で浮上。11年には当時の人気バラエティー番組「笑っていいとも!」にレギュラー出演するまでに至った。

 そこから、頂点に立つための戦略として描いたのが総選挙に勝利することだった。当時は大島優子や渡辺麻友ら人気メンバーがおり、さらに魅力的な後輩も続々と加入してくることから、エースになるには総選挙1位が不可欠と判断。AKBには劇場公演や握手会など重要事があるが、ファンには「総選挙で勝たせてほしい」と訴えた。

 それで勝ち取ったものが「女王」の称号。自己を冷徹に分析して徹底的に活動に生かす才能は、卒業後のプロデュース業に生きるに違いない。(牧 元一)
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