木村九段「やけ酒飲んでる時間なくなって良かった」参戦22期目で初のリーグ入り 王将戦2次予選3組決勝
2020年08月24日 18:43
芸能
同年代の三浦との一戦。過去20回の対戦成績は木村の11勝で6月と8月に行われた対局も木村が制していた。角換わりの進行となった今局を「ずっと悲観していました。途中△7七歩(80手目)という手が入っていい勝負になったかなくらい。△4五香(84手目)という手があって、それが“約”詰めろというような感じでまずまずになったかなと思いましたね」と振り返った。
王位失冠から3日、木村の顔には疲労がにじむ。「疲れは残さないようにしていますけど、あんまり日もたっていないですしね」。それでも王将リーグという次の戦場が決まり、「開幕まで日程もそんなに開いていないですし、やけ酒飲んでる時間がなくなって良かったんじゃないでしょうか。酒飲んでるよりは将棋指していた方がいいからね」とマスク越しの頬が緩んだ。
王将リーグは昨期シードの広瀬章人八段、豊島将之竜王、藤井聡太二冠、羽生善治九段、永瀬拓矢二冠などいずれも激戦は必至。「きついリーグですので全敗しないようにというところでしょうか。藤井さんとの対戦もありますが、当たれることが活躍した証だと思って一生懸命頑張ります」と気を引き締めていた。