トーテン大村 コンビ結成3年目で切り出した解散 藤田の「ハンパねえ」リアクションとは
2021年05月21日 13:32
芸能
もともと大村が藤田を誘って進んだお笑いの道。責任を感じていた大村は結成3年目のある日、真面目な顔でこう切り出した。
「お前の借金を一緒に返すのを手伝うから、もうお笑いをやめよう」
意を決した「告白」だったのに、返ってきたリアクションは意外だった。「何言ってるんだよ。メチャクチャ楽しいじゃねえか」
大村が「楽しいわけねえだろ。借金作って、友達におごってもらってばかりで情けなくねえのか」と聞いても、「いや、ありがてぇよ」と返答。藤田のあまりに楽観的な性格が、コンビ継続の「決め手」となった。
「売れたら、(借金は)返せると思っていたので」と藤田は当時の心境を明かす。翌2001年にスタートするM―1に合わせ、2人は漫才へシフト。04、06年と決勝ラウンドに進み、ラストイヤーの07年には、サンドウィッチマンと最後まで優勝を争う2位に食い込んだ。テンポの良さと、斬新な言葉のチョイスで漫才界をリードする2人にも、紆余曲折の時があった。