アトキンソン氏 防衛費増問題に「賃金が上がらないことが問題の本質。日本は30年間ほど上がってない」
2022年12月15日 10:14
芸能
MCの谷原章介が「金融のプロの目から見て、今、コロナ禍、なおかつ円安があって景気が悪い、賃上げもない中、どう思われますか、この防衛費の増額?」と聞くと、アトキンソン氏は「防衛費の増額は必要であるということは大前提にした上で、どの国でも防衛費を、特に国債だとかそういうことで賄う国はまずない。ほとんど税金で賄っていくんですよね」と指摘。そして、日本の国債の性質について述べた上で「本質的な問題を考えた場合に、これ実は税の問題ではないんです」と言い、「支出を増やさなければいけない日本にとっては、本来であれば、賃金が上がっていって、そこで所得税が自然に増えていって、そして、消費税が自動的に増えていって税収が増えて、国が防衛費だとかいろいろなものをまかなっていくんですけど、賃金が上がらない中で支出を増やさなければならないんだけど、賃金が上がらないから税収が増えないので、じゃあ増税するしかないという形になってますので、この問題、実は税金の問題ではなくていつもの問題なんですけど、賃金が日本は諸外国に比べて30年間ほど上がらない。これが問題の本質。だから、元に戻って賃金はどうするのかって問題を解決しないといけない」と自身の見解を述べた。