日本テレビ発のMCNが「DDoS攻撃」の被害　正常に作動せず　現在も復旧めど立たず謝罪

　日本テレビグループ発のMCN（マルチチャンネルネットワーク）、「C+」が28日、サイバー攻撃を受けたことを報告。正常に作動せず、復旧作業を行っているとして謝罪した。 　「MCN（マルチチャンネルネットワーク）」とは、インターネット・YouTubeを中心に活躍するVTuber、歌い手、演奏者、イラストレーターなど、様々なクリエイターの制作サポートやコラボレーション、デジタル著作権管理、収益化、営業などを含むサービスを提供するサービスプロバイダのこと。日本テレビは、グループ企業の株式会社ClaN　Entertainmentと連携し、参加インフルエンサーのチャンネルの価値向上をサポートするサービスを提供している。

　今月21日、英国のクラフト＆サバイバルゲーム「RUST」の完全招待制サーバー「C+　RUST」のサービスの開始を発表。23日から開始し、招待されたVTuberらが参加した。クリエイターだけでなく、アース製薬株式会社などの企業も招待された。

　このサーバーが、28日午後2時、正常にプレーできない状況となった。これを受け公式は「しーぷらすRUSTに関するお知らせ」を発表。「現在サーバーに対しDDoS攻撃が行われており、正常にプレイできない状況になっております」と、DDoS（ディードス）攻撃を受け正常に作動しないことを発表した。

　DDoS（ディードス）攻撃とは、特定のサーバーに大量のデータなどを送り付けることで負荷をかけ、正常に作動できない状態にするサイバー攻撃の一種。これを受け、「スタッフが全力で復旧作業等進めておりますが、今のところ、再開の目処は立っておりません」と報告。「皆さまが本企画をお楽しみいただいてるなか、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪し、「DDoS終了のタイミング、もしくは19:00を目処に再度状況について告知させていただきます」と説明した。