【ジュリー氏のレター(2)】20代から過呼吸で「パニック障害と診断」「権限はありませんでした」
2023年10月02日 14:59
芸能
前社長の藤島ジュリー景子氏(57)は会見を欠席。藤島氏から「現在の考えをしたためたレターを言付かっている」として、井ノ原氏が代読した。
【藤島ジュリー景子氏のレター(2)】
そして、母メリーは私が従順な時はとても優しいのですが、私が少しでも彼女に違う意見を言うと、気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした。
20代の時から私は時々、過呼吸になり倒れてしまうようになりました。当時、病名はなかったのですが、今ではパニック障害と診断されております。
私はそんなメリーからの命令でジャニーズ事務所の取締役にされておりましたが、事実上、私には経営に関する権限はありませんでした。
そして、08年春から新社屋が完成した18年まで、一度もジャニーズ事務所のオフィスには足を踏み入れておりません。
これは性加害とはまったく違う話で、私が事務所の改革をしようとしたり、タレントや社員の環境を整えようとしたことで2人を怒らせてしまったことが発端です。
ジャニーとも08年頃から16年頃までライブ会場ですれ違うことはあっても、会話はしておりませんでした。その後、ジャニーの稽古場に呼び出されて久しぶりに話しましたが、それ以降もジャニー本人に会ったのは数回です。その期間もジュニアからのデビューや管轄外のグループの解散のプロセスにも関わっておりません。
メリーからは私の娘である孫に会いたいと切望され、1年に数回一緒に食事をすることやお正月に孫と旅行することを決められておりましたが、私自身はメリーと話することを極力避けて生きてきた人生でした。
このような説明をすると嘘だとか、親子で仲が良かったのを見たことがあるなどバッシングされる記事が大量に流れるのだと思いますが、近い関係者のみなさま、タレントの方々、社員などであればこうした事情を知っていると思います。
心療内科の先生にメリーさんはライオンであなたはシマウマだから、パニック障害を起こさないようにするには、この状態から逃げるしかないと言われ、自分で小さな会社を立ち上げ、そこに慕ってくれるグループが何組か集まり、メリー、ジャニーとはまったく關わることなく長年仕事をしておりました。
このような理由でジャニーがいる稽古場とはまったく違う場所で働いており、ジュニアのみなさんとの接点もなかったので、今回申し出てくださった中で私がお会いしたことがあるのは9人です。それ以外の多くの方々とはお会いしたことはないのです。
今から思えばジャニーの親族であり、女性である私にジュニアのみなさんはもちろんのこと、タレントのみなさんも噂話をすることや相談もしにくかったのではと思います。
今、被害を申告されている方々の中で私を含めて現在の役員が被害者の方々について直接知る情報は、在籍していたかどうか以外にほぼございません。=(3)に続く=