財津一郎さん死去　タケモトピアノCMは「子供が泣き止む」都市伝説も…ネット心配「CMどうなる」

　テレビドラマ「てなもんや三度笠」や「3年B組金八先生」などで個性豊かな演技を披露した俳優の財津一郎（ざいつ・いちろう、本名・財津永栄＝ざいつ・ながひで）さんが14日、死去した。89歳。熊本県出身。「キビシ～イ！」「～してチョウダイ」などのセリフ回しも人気だった。 　スタミナ食品（現エスフーズ）の「こてっちゃん」、NEC「バザールでござーる」など、CMキャラクターとしても人気だった。

　中でも、中古ピアノ買い取り専門店「タケモトピアノ」のCMは、20年以上もお茶の間に流れ続けた。財津さんが「もっとも～っと、タケモット」「ピアノ売ってチョウダイ」とコミカルに歌い、踊るCMは多くの視聴者の耳に残り、「子供が泣き止む」といった都市伝説まで生まれた。

　訃報を受け、SNSにもお悔やみの声が殺到した。「タケモノピアノの人亡くなった、、」「タケモノピアノの人亡くなってしもた…凄いお世話になった…タケモトピアノのCMは、子供泣き止むし、子供起きるし、神だった…」「20年以上更新されないインパクトあるCMが印象に残ってますね　合掌」「タケモトピアノのCMは神CMやった　お悔やみ申し上げます」。20年以上も親しまれてきたテレビCMだけに、「財津一郎まじか…。ピアノのCMどうなるんだろう」と、CMの行く末を心配する声も聞かれた。