上沼恵美子　大ファンだった谷村新司さんのコンサートに通い詰めるも、楽屋に「絶対行かなかった」理由

　タレント上沼恵美子（68）が23日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」で、8日に74歳で亡くなったシンガー・ソングライター谷村新司さんへの思い入れを熱く語った。 　谷村さんの大ファンで、「大尊敬してて、すごく影響された。あんなすてきな人いない」とあらためて強調。「歌声がプロ中のプロ。谷村さんにしか出せない。低音が響いて高音がきれいで、人を包み込むよう。歌声に色気、哀愁、温かさ、説得力がある」と力説した。

　「だからもったいないねん。死なんといてほしかったです。ここ数日、灯火を消されたような気持ち。代わりが居ないねん…唯一無二なんです。困ったわあ」と肩を落としたが、「谷村さん、歌は残るから大丈夫ですよ。ずっとあなたの歌は流れていくことだと思います」と呼びかけた。

　「アリスの時代から、谷村さんのコンサートに一番行ったと思う」という上沼。「もう生で聴けなくなくなる、あのあか抜けたおしゃべりが聞けなくなると思うと寂しくなります」としみじみ。谷村さんは「恵美ちゃん」と呼んでくれるなど親交があるのに、公演に行っても上沼は「楽屋なんか絶対に行かなかった」と打ち明けた。

　「私が好きだってことはご存じで、“じゃあ楽屋に来てよ”って言ってくださってたと人づてに聞いたけど。行かない、私は。好きな人の（公演が）終わった後の楽屋なんて。なんとなく図々しい感じがするんですよ」。そんな上沼の振る舞いに「谷村さんは“乙女だね”って言ってくださってたらしい」と振り返った。

　また、18日に大動脈解離で亡くなったシンガー・ソングライターもんたよしのりさん（享年72）にも言及。「もんたよしのりさんも亡くなりはった。えらいこっちゃねえ…」と相次ぐ訃報への衝撃とともに、「急ですねえ…先月歌番組に出てはったよ」と驚きを口にしていた。