カンニング竹山 福岡で芸人生活も「何度か逃げて」全国放浪 札幌での出会いが転機に「はっと思って」

2023年10月25日 16:15

芸能

カンニング竹山 福岡で芸人生活も「何度か逃げて」全国放浪 札幌での出会いが転機に「はっと思って」
カンニング竹山 Photo By スポニチ
 お笑いタレントのカンニング竹山(52)が25日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。芸人として上京を決意した当時について語った。
 福岡県出身の竹山。司会の黒柳徹子が「ご両親は、あなたが芸人になるっていうことはOKしてくださってたの」と尋ねると、竹山は「いや、はじめはしないですよね。はじめは母も泣いてましたしね」と回顧した。

 「で、福岡で芸人を始めたんですけど、何度か逃げるんですよ、業界用語で言うと飛ぶというか。嫌になって」と竹山。「全部で3回飛んだんですよ、僕。向こうの仕事もあったのに」と続けた。

 「で、1回目、2回目は反省して戻ったりして。ペナルティーで下働きしたり、いろいろしてたんですけど、3回目に戻って“もう1回頑張らしてください”ってやってる時にやっぱりダメで。元々東京に行きたいのもあったから、その時だけ寝てる父を起こしたんですよね、朝」と回顧。父に「パパ、俺はもうダメだ、できない」と話すと、父は既に察していた様子で「分かった。ちょっと待っとけ」と金庫に行き、包みを取り出し、竹山に渡したという。

 それは「30万」だったと言い、父からは「これ持って、ママにばれないように裏から出て、家出ろ」と言われたとし、竹山は「僕が東京に行きたいの知ってたから。それで手切れ金じゃないけど、はなむけのお金じゃないけど。で、それ持って俺も泣きながら家出たんですよ。19歳の時に」と振り返った。

 だが、「19歳で30万って、初めて見る大金で。すっごいうれしくなっちゃって。で、その金持って日本中遊び歩いたんですよ」と驚きの行動に出たという。「で(札幌の)大通公園で、もろこし食いながら、どうしようかなと思ってたんですよ」というところに、若い外国人の宣教師が語りかけて来たとした。

 宣教師は英語と日本語を交え、「どうした?なんか悩んでるね」などと聞いてきたと言い、竹山は「福岡で芸人をやってて、つらくて、どうしたらいいか分かんなくて、東京行きたくて、とりあえず逃げて来てるんです。でも東京行くにももうお金がないし、東京に行って何ができるんだと思ってるんですよね」と返答。すると宣教師は「そうねえ。こういう言葉知ってる?Dreams come trueよ」とアドバイスしたと言う。

 「俺そこで(その言葉を)初めて知ったんですよ。まだドリカムさんとかがはやる前ですか。本当の外国人さんからのドリームズ カム トゥルーを聞いたんですよ」と竹山。宣教師に「それ何?」と尋ねると、「夢叶うよ。夢は持てば叶う」と教えられた。

 「それ聞いて、はっと思って。あっ、東京行こうと思って、こんなことしてる場合じゃない、と思って」と目が覚めたとした。

 「でよし、東京行くんだと。東京行く前に次はちゃんと出なきゃいけないから、一回ちゃんと福岡の実家に帰って、必要な物とかちゃんと持って来て、みんなにもあいさつして、正式に出ようと」と思い福岡へいったん帰ることにしたものの、「帰って来たら親父からすると30万円あげてきて、その30万円をアパートも借りずに日本中遊びほうけて帰って来たから、めちゃくちゃ激怒ですよね。次逆に“出て行け!”って言われて。表玄関から堂々と出て行きました」と話して笑わせた。

 
【楽天】オススメアイテム