テレ東社長　旧ジャニ新体制に苦言「一歩前進かもしれないけど…まだまだだと思う」

　テレビ東京は26日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、SMILE－UP.（旧ジャニーズ事務所）の新体制について改めて見解を示した。 　今月2日に開いた同事務所の会見では、10月17日付で「SMILE－UP.」に社名変更の上、被害者救済や補償に特化し、補償を終えた段階で廃業するとした。一方で、東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。救済や補償の具体的時期、再発防止策などにも言及した。

　石川一郎社長は「我々としてはガバナンスの確立や補償の実施など、そういうことを求めている。この前の会見でもそういうことを行うとおっしゃっていたが、今は実態的にどうおやりになるのか、具体的には見えていない段階。この段階に新しい契約を再開するという考えはありません」と厳しい姿勢は変わらないと明かした。

　さらに「一歩前進かもしれないけど、これがすべてって話ではない。ガバナンスだけでなく、補償についても全然具体的に出ていない。まだまだだと思う」とも語った。