羽生九段、攻め合い制し3勝2敗 渡辺九段はリーグ陥落 王将戦挑戦者決定リーグ

2023年10月31日 04:45

芸能

羽生九段、攻め合い制し3勝2敗 渡辺九段はリーグ陥落 王将戦挑戦者決定リーグ
羽生九段(左)と感想戦を行う渡辺九段(撮影・吉田剛) Photo By スポニチ
 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は30日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの1局を行い、後手の羽生善治九段(53)が渡辺明九段(39)を80手で下した。
 横歩取りの戦型で互いに大駒が派手に盤面を飛び交う展開に羽生は「後手なのでゆっくりしているとまずい」と激しい攻め合いを選択。切った張ったの際どい中盤から一気に寄せの手順を見せ、午後4時36分の早期勝利を実現させた。

 これで3勝2敗。次戦の最終局は現時点で3戦全勝の永瀬拓矢九段(31)との対決だ。連続挑戦権獲得に向け負けられない一戦に「変わらずに全力を尽くしたい」と言葉に力を込めていた。

 敗れた渡辺は4連敗でリーグ陥落が決定し「簡単にダメにした。あまりいいところがなかった」と声を落とした。

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