落合博満氏　オリ・山本由伸の完投は監督判断「おそらく日本で最後、あときょうの第7戦を考えて…」

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が5日、TBS「サンデーモーニング」（日曜前8・00）に出演。プロ野球のプロ野球のSMBC日本シリーズについて語った。 　4日の第6戦ではオリックス・山本由伸投手（25）が9安打1失点完投。シリーズ新記録となる14奪三振とパ投手4冠の本領を発揮し、登板5試合目でシリーズ初勝利を飾り、オリックスは3勝3敗のタイに持ち込んだ。

　落合氏は「シーズン中だったら完投はさせないんだろうと思うけれども。138球だったけれども、おそらく日本で最後のピッチングだろうからということで監督が最後まで投げさせたんだと思う。それと、きょうの第7戦を考えて、できるだけピッチャーを温存しておきたいはずですから」と話した。中畑清氏「本人から続投っていうのはないのかな？」と志願につくて言及すると、「いや、あれは監督が行けっていうようなことじゃないのかなと思いますけどね」と推察した。

　また、山本に対して、アッパレは出さず「アメリカ行ってからアッパレですよ。3年連続4冠獲ったピッチャーですから、これくらい投げて日本シリーズだからって言ってね、まだ勝ち星なかったわけでしょ。まだいいですよ」と話していた。