海外で秋田犬を最初に飼ったのはあの偉人 12・2渋谷を40頭大行進「ハチ公生誕100年を海外に発信」
2023年11月28日 06:15
芸能
秋田犬保存会会長で、日本維新の会衆院議員の遠藤敬氏は「ハチ公は秋田犬の象徴的存在。そのゆかりの地の渋谷は、外国人観光客にも広く知られている。今回の行進で、ハチ公生誕100年の特別な節目を世界に発信できたらと企画しました」と話している。
海外でも人気の秋田犬。近年ではロシアのプーチン大統領、フィギュアスケート女子のザギトワ、大相撲の元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏らが飼っていることで知られる。実は海外で初めて飼ったのはヘレン・ケラー。ハチの実話を知って感動し、秋田犬を飼いたいと願っていた。ハチが亡くなって2年後の1937年(昭12)に来日した際に譲り受け、米国に連れて帰った。
この時の犬が初めて海を渡った秋田犬となった。
1923年(大12)、現在の秋田県大館市で生まれたハチ。昭和初期、帰らぬ人となった飼い主を待ち続け、約10年も渋谷駅に通った実話は国内のみならず、リチャード・ギア主演で2009年に「HACHI 約束の犬」のタイトルでハリウッド映画化されるなど、世界中の涙を誘い、「ハチ公の街」として多くの外国人が渋谷を訪れている。