12・2渋谷、秋田犬40頭が“ワン”チームで大行進! ハチ公生誕100年、歴史に残る“ワン”シーンに

2023年11月28日 06:00

芸能

12・2渋谷、秋田犬40頭が“ワン”チームで大行進! ハチ公生誕100年、歴史に残る“ワン”シーンに
渋谷の象徴的存在「ハチ公像」 Photo By スポニチ
 「忠犬ハチ公」として知られる秋田犬「ハチ」の生誕100年を記念し、ゆかりの地の東京・渋谷で、12月2日に秋田犬の大行進が行われることが27日、分かった。
 秋田犬保存会によると、全国から40頭が参加。渋谷区役所近くの公共スペース「シビルガーデン」から、師走の土曜のにぎわいの中を群れをつくって練り歩く。警備上の理由でルートは事前に明かせないというが、その距離は約2キロを予定。全国の秋田犬が一堂に会してパレードするのは初めてという。日本犬で唯一の大型犬による、ド迫力で愛きょう満点の行進は渋谷の歴史に残る“ワン”シーンとなりそうだ。

 秋田犬保存会会長で、日本維新の会衆院議員の遠藤敬氏は「ハチ公は秋田犬の象徴的存在。そのゆかりの地の渋谷は、外国人観光客にも広く知られている。今回の行進で、ハチ公生誕100年の特別な節目を世界に発信できたらと企画しました」と話している。

 1923年(大12)、現在の秋田県大館市で生まれたハチ。昭和初期、帰らぬ人となった飼い主を待ち続け、約10年も渋谷駅に通った実話は国内のみならず、リチャード・ギア主演で2009年に「HACHI 約束の犬」のタイトルでハリウッド映画化されるなど、世界中の涙を誘い、「ハチ公の街」として多くの外国人が渋谷を訪れている。

 今回、シンボルでもあるハチ公像前でのイベントなどは、警察から安全管理上不可との判断が下り、“後輩犬”たちが立ち寄る場面はない。だが、「ハチ公100年」のプラカードを持つ関係者を従え、偉大な先輩犬を称えながら40頭は一歩一歩ゆかりの地を踏みしめていく。

 このほか保存会は、今回のイベントに向けて曲を制作。大切な人との再会を願い続けたハチの思いをイメージしたもので、同会会員でもある歌手・松永雄大を中心とした歌唱も予定。寒空の下、飼い主と犬の愛の物語を街に伝えていく。

 節目の今年、同会は渋谷、秋田で各種イベントを行ってきた。大行進の翌日となる12月3日には全国から200頭以上が集い、東京・有明の東京臨海広域防災公園で全国大会を開催、生誕100年を締めくくる。

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