NHK　脚本家・山田太一さん追悼番組　高倉健さん数少ないTVドラマ主演作「チロルの挽歌」12・4放送

　NHKは1日、11月29日に老衰のため亡くなった名脚本家・山田太一さん（享年89）をしのび、山田さんが脚本を手掛け、俳優・高倉健さんの数少ないテレビドラマ主演作としても知られる1992年の土曜ドラマ「チロルの挽歌」を追悼番組として12月4日にNHK　BSで放送すると発表した。 　初回放送は92年4月11、18日。前編「再会」は4日午後11時30分～深夜0時59分、後編「旅立ち」は5日午前0時59分～2時28分。

　鉄道会社の技術部長・立石はテーマパーク「チロリアンワールド」の建設責任者に任命され、北海道の田舎町へと単身赴任。しかし、そこには自分と娘を捨てて駆け落ちした妻が住んでいた…。

　高倉さんは大原麗子さんとダブル主演。テレビドラマ出演は77年以来、NHKドラマは初出演だった。生き方を変えることを迫られる男を寡黙に演じた。