和田アキ子　日大薬物問題「大麻っていうと軽く考えちゃってんじゃ」「日本は禁止って分かってないと」

　歌手の和田アキ子（73）が3日、TBS系「アッコにおまかせ！」（日曜前11・45）に生出演。日本大学の薬物問題に言及した。 　日大アメリカンフットボール部の寮で覚醒剤を麻薬と誤認し所持したとして、麻薬取締法違反（所持）の罪に問われた北畠成文被告は1日、東京地裁（池田知史裁判官）で開かれた初公判で起訴内容を認めた。被告人質問では大学で対応に当たった沢田康広副学長について「もみ消してもらえると思い、安心した」と発言した。

　学内の会議では「廃部」とする方針が示されていたが、理事会を終え、広報課は「継続審議となりました」と明かした。

　和田は北畠被告が高校3年の冬以降、地元の友人の勧めで大麻を始めたと聞くと、「これさ、ちょっとびっくりしたんだけど、高校3年の時は自宅だと思うのね。親とか家族気が付かないのかなあ」「これ不思議」と話した。

　さらに北畠被告は大学時代は友人らと寮の屋上や部屋で大麻を使用していたとされるが、「常習じゃんねえ」「ちょっとやったことないけど分からんねんけど、週4回って2日に1回じゃない。それなのにそれも大学側は把握してなかったみたいな」「大麻っていうと軽く考えちゃってんじゃないかなあ」とあきれた様子で語った。

　大麻については海外では合法化されている国や地域もあるものの、「いや、日本は一応禁止してるわけだから。日本は禁止っていうのは分かってないと」と力を込めた。

　また、北畠被告が沢田副学長について「もみ消してもらえると思い、安心した」と発言したことに関して「それぐらいの力って、その力じゃないんだよね」と憤慨。「なんなんだろうね。ダメなのは分かってると思うんだけど」と首をひねった。

　これまでの経緯を踏まえ、「ちょっとなんか選手たちともっと話し合うっていうのがちょっと足んないような気がするけど」ともコメント。廃部の方針が継続審議となっていることについては、「関係ないって言っても全部の責任っていうのもどうなんだろう」「全部一緒にダメです、じゃあもうやめますっていう。そうすると、夢を持って入った子とかね」と心配した。