三輪記子弁護士 関西・大阪万博費用、さらに837億円に「知られなければ知られないままやっていこうと」

2023年12月03日 13:26

芸能

 法律解説の動画配信などを手掛ける三輪記子弁護士が3日、TBS「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。自見英子万博相が11月27日の参院予算委員会で、2025年大阪・関西万博を巡り、2350億円に膨らんだ会場整備費とは別に、パビリオン「日本館」の建設費用や途上国の出展支援などとして国の負担が約837億円に上ると明らかにしたことに言及した。
 岸田文雄首相は11月22日の衆院予算委で、会場整備費に関し「さらなる増額を認めるつもりはない」と明言していたが、立憲民主党の辻元清美氏の「実態をごまかしたのか」との追及に、「ごまかす意図はない」と否定した上で「会場費以外に(費用が)かかるという指摘はその通りだ」と説明した。

 また、万博を巡っては、大阪府と大阪市が会場整備費の負担分783億円とは別に、会場となる大阪湾の人工島・夢洲(同市此花区)へのアクセス鉄道や道路の整備など、万博開催に伴う事業で計約1000億円を負担することも判明。これらの費用は会場整備費と同様に当初見込みからの上振れが相次ぎ、地元負担は総額1700億円を超える見通し


 三輪氏は「そもそも会場建設費が当初の2倍近くになっている時点で、なぜ当初の予定通りにやらなければならないのかっていうのが私には全く理解できない」と言い、「さらに国の負担が増えたかのように見えるんだけれども、どうもこれはもともと予定されていたと。知られなければ知られないままやっていこうとしているのかなとすら思える政治家の発言があったりして、とにかくやると決めたらやると言っているけれども、五輪もさんざん反対があって無理にやって汚職の問題など負の遺産が残ったと思う」と指摘。そして、「今さらにコロナだけでなく円安や物価高で市民生活がこんなに栗志位状況なので、なぜそこまでお金をかけてやらなければならないか。やめるということについて勇気をもって決断できる人はいないのかとずっと思っています」と自身の考えを述べた。
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