「どうする家康」大坂の陣 長篠も伏線回収 汚れ役は家康…千姫も標的の大筒 ネット悲痛「みんな切ない」

2023年12月03日 20:45

芸能

「どうする家康」大坂の陣 長篠も伏線回収 汚れ役は家康…千姫も標的の大筒 ネット悲痛「みんな切ない」
大河ドラマ「どうする家康」第46話「大坂の陣」。大坂城への砲撃を目の当たりにした徳川秀忠(森崎ウィン・奥)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は3日、第46話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 第46話は「大坂の陣」。豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、徳川家康(松本潤)を呪う言葉が刻まれたという。家康は茶々(北川景子)が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求。激怒した大野治長(修理)(玉山鉄二)は両家の仲介役・片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画。家康はついに14年ぶりの大戦に踏み切る。全国大名に呼び掛け、30万の大軍で大坂城を包囲、三浦按針(村雨辰剛)に手配したイギリス製大筒を配備。しかし、徳川の前に出城「真田丸」が立ちはだかる…という展開。

 「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)「大坂冬の陣」(同)が描かれた。

 決戦は不可避。軍勢は徳川30万、豊臣は10万。齡70の家康も“最後の戦”へ。大坂城の南、約1里の茶臼山に本陣を構え、指揮を執った。

 出立前には、本多正信(松山ケンイチ)に「この戦は、徳川が汚名を着る戦となる。信長や秀吉と同じ地獄を背負い、あの世へ逝く。それが、最後の役目じゃ」。“戦なき世”は徳川秀忠(森崎ウィン)に託し、自ら汚れ役を買って出た。

 徳川優勢も、数千の兵が討ち死に。大坂城の弱点・南側を守るため、真田信繁(日向亘)が平野口に築いた「真田丸」に阻まれた。

 「この真田丸より先、一歩も城に近づけるな!」「乱世を泳ぐは、愉快なものよ」

 家康はついにイギリス製大筒(カルバリン砲)による攻撃を決断。大坂城には千姫(原菜乃華)もいるが、秀忠に「戦が長引けば、より多くの者が死ぬ。これが、わずかな犠牲で終わらせる術じゃ。主君たるもの、身内を守るために、多くの者を死なせてはならぬ」と説いた。

 大坂城北の備前島砲台。砲弾は約6キロ先とされる大坂城本丸に届く。秀忠は「父上、やめてくだされ…。父上…。やめろ!こんなの戦ではない!父上、もうやめろ」と泣き叫ぶ。家康は「これが戦じゃ…。この世で最も愚かで、醜い…人の所業じゃ!」――。

 織田軍の鉄砲隊が戦国最強の武田軍を蹴散らした第22話「設楽原の戦い」(6月11日)がよみがえる。この時は家康が呆然自失の末に涙。、松平信康(細田佳央太)が「父上…。これが、戦にございますか…。これは、なぶり殺しじゃ…」とつぶやき、その後、心を病んだ。

 SNS上には「とても切ない、やるせない回でした。家康が上に立つ者として、そして戦について語った言葉が本当に重かった。秀忠も千姫も秀頼も茶々もみんな切ない」「汚れ役を全部背負うんだな」「見事な長篠の回収でしたね」「長篠の凄惨な現場で信康が人格崩壊してしまっているから、秀忠にやめてくれと泣きつかれた時の家康パパの胸中、察するに余りある」「身内を守るために兵を死なせるな。よく考えたら、信康事件を知ってるのは家康しかいないんだよなぁ。平八郎や小平太が生きてたいたら秀忠を無言で殴っていたかもしれんなぁ」などの声が上がった。

 次回は第47話「乱世の亡霊」(12月10日)が放送される。
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