ミシュランガイド東京2024　新橋・青空が「三ツ星」初獲得　すきやばし次郎で修行「素直に喜びたい」

　ミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤは、厳選した飲食店・レストランを紹介する「ミシュランガイド東京2024」の発売、及び日本版ミシュランガイドアプリでの情報公開に先立ち、「ミシュランガイド東京2024」掲載店発表セレモニーを開催した。2024年度は過去最多となる504軒が掲載され、新たな「三ツ星」レストランとして東京・新橋の「青空／Harutaka（寿司）」が選出された。 　ミシュランガイドの東京セレクションは、世界で最も星の掲載店数が多く、国内にとどまらず世界からの注目を集めるセレクション。コロナ禍を経て、4年ぶりに全ての掲載店、総勢約600名が「“SAIKAI”Re－Union～再会・再開～」をテーマに、国立新美術館に集結した。

　ミシュランガイド東京2020で三ツ星を獲得した「すきやばし次郎」で12年修行した高橋青空氏による「青空／Harutaka（寿司）」が、今回三ツ星を獲得した。高橋氏は、市場に通い続けて魚の目利きを鍛え、感性と技術を磨き続けた。ミシュランガイドは「酒やつまみも楽しめる、正統派の寿司店」と評価した。

　「青空」の高橋青空氏は、イベントに登壇し「初めてで緊張しています」と緊張気味も、「受賞して本当に嬉しいです」とコメント。「料理をする上で大事にしていること」は、「美味しい寿司を握りたいなと思いだけで、毎日市場に行っていることです。今日も行ってきました」とはみかみ、三ツ星獲得について「嬉しかったです」としつつ「ちょっと予想はしてました」と告白。「いつもは“仕事で行けない”と言って断ってるんですけど…もう一度、来るように言われたので、そうかなって」と笑顔を見せた。

　イベントに出席した「青空」元従業員は、三ツ星獲得について「親方は本当に実直で、ある種不器用な方で周りの評価等気にされない方。自分自身に対する厳しさを貫き通される」と高橋氏について語り「親方が評価されたというのが凄く嬉しくて…」と涙ながらに喜びを語った。