旧ジャニ新会社 イノッチが福田淳新社長にオファー「誰がやっても非難される状況の中で…大変感謝」

2023年12月08日 15:02

芸能

旧ジャニ新会社 イノッチが福田淳新社長にオファー「誰がやっても非難される状況の中で…大変感謝」
「SMILE-UP.」の社屋 Photo By スポニチ
 「SMILE―UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)の井ノ原快彦副社長は8日、事務所から独立した形で設立するタレントのマネジメントなどを担う新会社の名称を「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」とすると、ファンクラブ向けの動画で発表した。社長にコンサルティング会社社長の福田淳氏が就任する。福田氏は井ノ原副社長とともに、新たな船出への思いを語った。
 新社名発表動画には、井ノ原副社長と発表した福田新社長が登場。新たな社名を「STARTO ENTERTAINMENT」と発表した。社名の読み方は「スタートエンターテインメント」。ファンから公募した14万156件の候補全てに目を通し、決定したという。

 新社名発表に先立ち、井ノ原副社長が「新会社のCEOになっていただく、福田さんを紹介したいと思います」と、福田氏を紹介。「我々にとって大変厳しい状況の中で、引き受けてくださいました。僕たちタレントの気持ちを理解してくださって、なおかつ、経営をできる力量を持っている方。とても貴重な方だと思ってます。誰がやっても非難される状況の中で、引き受けてくださいました。福田さん、本当に心から感謝しています。そんな気持ちで、僕はいます」と、現在の思いを打ち明けた。

 同事務所を巡る問題については、「ワイドショーを見て、自分も批判的な立場の一人だった」と本音を打ち明けたが、10月2日に開いた2度目の会見で見方が一変。ジュリーさんの廃業を決断した手紙に「凄く人間味を感じた」という。

 その後、10月初旬に「NPOの友人からの紹介でジュリーさん、東山さん、井ノ原さんにお会いした」と、知人の紹介で「SMILE―UP.」の経営陣と対面する機会があったという。その当初は社長就任の依頼ではなく、「東山さんから、“エージェントはどのような仕組みでするのか”と聞かれ、アドバイスをさせてもらった」と、同社との接点を振り返った。

 その後、東山氏が「補償に専念する」と発表。この決断に、福田氏はまた心を打たれたという。「“90歳まで俳優やるんだ”とおっしゃっていた東山さんが、それを辞めて専念するというのは、普通の人ではできないこと。そういうことに心を動かされて、自分がもしできることがあれば、やらせてもらおうという判断に傾いた」と告白。井ノ原副社長も「僕も驚いたんです。東山さんは僕らの先輩でもあり、僕らの仕事は補償が進まない以上、先が見えないというのがあって、僕らのためにも補償に専念すると言ってくれたのだと。僕はとても感謝しています」と、東山氏の決断を称えた。

 ジュリー氏の廃業や、東山氏の補償業専念という大きな決断に心を打たれたという福田氏。「この世間の批判の渦の中、実際にお会いして、東山さんの熱情、パッションが分かったので…。この起きた出来事は許されないけども、素晴らしい歌や踊りやコンテンツをなくしてしまっていいのか…と。私も35年以上エンタメ業界にいるので、それは止めたいと思った」と、新社長就任に踏み切った理由を打ち明けた。

 井ノ原副社長は「最初は、社長をお願いするということではなかった」と説明。「何度かお会いし、アドバイスを頂く中、“ぜひ福田さんにお願いしたい”という気持ちになった。それで僕からお願いした」と、自身がオファーしたことも明かした。

 福田氏は、「最初は社外取締役で…というお話だった」と振り返り、「僕みたいな批判勢力を取り込むことによってグローバルスタンダードな会社になれる…という意図があったと思うんですけど、それがいろいろあって…」と、話が転換し、現在の形になったと説明。「井ノ原さんから“社長をやっていただけませんか”と言われたとき、“はい、喜んで”とはならず…。“いや、私にこの重責をできるのか”という自問自答があり、葛藤がありました」と本音を漏らした。

 社長に就任する福田氏は日大芸術学部卒。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、社内起業したソニー・デジタルエンタテインメントの社長を務めた。17年に「スピーディ」を設立し、福田氏はブランドコンサルタントとして活動。スピーディ社では、ハリウッド式のエージェント業務を行ってきた。のんとは16年にエージェント契約を結んだ。メディアのインタビューでは、テレビ局の手法などを批判。芸能界の変革を訴え、エージェント業、アートギャラリーの運営、出版業など多岐にわたるビジネスを手がけている。

この記事のフォト

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });