大みそかは“旧ジャニーズ祭り”　紅白に対抗！？続々と生配信発表　

　【芸能　覆面座談会】いろいろあった2023年もあとわずか。芸能界の話題は最後まで尽きません。旧ジャニーズ事務所のグループは大みそかに配信や公演を行うことを相次いで発表。果たしてNHK紅白歌合戦への影響は？今年最後の「覆面座談会」で深掘りします。 　ワイドデスク　テレビ局の来年4月改編に関する報道が活発になっている。スポニチは日本テレビ土曜午後8時枠の「世界一受けたい授業」の終了を報じていたね。

　本紙デスク　2004年のスタートから約20年で終了が決まった。堺正章とくりぃむしちゅーのMCで、長く人気を博した教育バラエティー。視聴率が落ちているのは事実だけど、昨今のテレビ全体の視聴率の落ち方を鑑みればまだ健闘している。定期特番は続くみたいだけど、スタッフからすれば「やりきった」という気持ちじゃないかな。

　週刊誌記者　毎週新しい内容であることが必要な番組なので、これだけ続くとどうしてもネタ切れしてくる。マンネリ化を避けるためにもここで終わろうかという決断では。

　リポーター　通常は番組が長く続くほど出演者のギャラが上がる。その一方で、制作費は下がっていくばかり。費用対効果という面では苦しくなっていたのかもしれない。

　ワイドデスク　日テレは土曜9時枠の「1億3000万人のSHOWチャンネル」も終了。土曜ゴールデン帯の2番組を改編という大きな勝負時を迎えた。

　本紙デスク　TBSも土曜午後9時枠の長寿番組「世界ふしぎ発見！」を終了するから、土曜の改編は注目度が高くなる。どちらも後番組は決まっていないけど、日テレはドラマ枠にする可能性が高い。一時は減少していたドラマ枠が、どの局もここ数年で増えている。

　週刊誌記者　配信サービスの広がりで、ドラマは配信でも収入が得られるようになった。ヒットすればシリーズ化、映画化も見込める。それに、ドラマは3カ月で放送が終わる。バラエティーは立ち上げると最低でも半年か1年は続けなければならない。視聴率が振るわなかった場合のリスクも高い。

　リポーター　ところで「…SHOWチャンネル」はMCが嵐の櫻井翔だけど、旧ジャニーズ事務所の性加害問題の影響はあったのかな？

　ワイドデスク　視聴率が悪くて打ち切りという形でもないから、影響がゼロではないだろう。番組関係者は「営業側から“スポンサーが入らなくなる”と苦しい声が聞こえていた」と話していた。

　本紙デスク　旧ジャニーズ事務所が性加害に関する最初の会見を開いたのが9月7日。既に各局とも10月改編が終わった後だったから、来年4月の改編は性加害問題が噴出してから最初の大型改編期。ほかにも旧ジャニーズ関連の改編があるかもしれない。

　週刊誌記者　性加害の被害者への補償が進まなければ、所属タレントと新規契約をしない姿勢を見せている局もある。来月には各局とも改編の大枠が決まるので、それまでに各局がどのような判断をするのか注目だ。