今村翔吾氏 平安生まれのひらがな、カタカナに感じた日本人の国民性
2024年01月07日 05:26
芸能
今村さんは「ひらがなは、当時の貴族がプライベートの手紙のやりとりや女性が使っていたもの。カタカナはお経を読むためにルビを振ったりするために使われていたと言われています」と説明。「のちのちの鉄砲伝来から世界最大の鉄砲生産国となったように、日本人は古いものを全て撤廃するのではなく、自国の文化に合わせてより使いやすくより広く、より多くの人が使えるようにカスタマイズして、より機能的に変換していくことに長けた民族なんです」とし「それが文字ですらそうだったということ」と述べた。
「この時代にある程度、現代に通じるブラッシュアップができていたのは凄い」と指摘。「ひょっとしたら、まだ発展形で、これから長い年月をかけていけば、ひらがな、かたかなに変わる第三のかなができるかもしれない」と、歴史背景から日本語のさらなる進化にも胸を膨らませた。