【天皇賞・春】“長丁場の菅原”クラウンで調教師でも栄光を
2010年04月29日 09:37
競馬
菅原師といえば、騎手時代の75年テスコガビー&カブラヤオーで春のクラシック総なめとともに、81年ミナガワマンナ&82年ホリスキーでの菊花賞連覇は語り草。杉本清アナの「また菅原だ!!」の名実況は当時中学生だった小田の脳裏にも鮮明に刻まれている。長丁場制圧の鍵は「人と馬の信頼関係」と師は言い切る。
「江田照くんが自信を持って乗っているから、馬もそれを感じ取って安心して走れる。不良馬場の中山記念はフロックと思われても仕方ないけど、正攻法で好走した日経賞(3着)は収穫大。GI馬が少ない今年の顔ぶれならG2の馬でもやれるはず」。菅原師はズバリと言い切り、江田照にすべてを託した。まさに人馬一体。思い出の淀の長丁場で「三たびの菅原」のシーンが、小田には現実味を帯びてきた。