【NHKマイルC】マイネルディアベル 南関ファン喜ばせる
2014年05月08日 05:30
競馬
前日6日に「稽古は動かない。57秒からラストは14秒くらいになるんじゃないか」と師から聞いていた村松。想定を上回る時計と動きに心が躍る。師のジャッジはどうか?早く第一声が聞きたい。
「思ったよりしっかり動けていたね」。師の口調は極めて明るい。「前走(NZT7着)はいい状態で出せなかった。年明け初戦クロッカスSの状態が10ならば前走は6、このひと追いで8まで上がった。あと3日で10に近づけたい」と力強く続けた。
ディアベルの父は03年南関2冠馬ナイキアディライト。09年に種牡馬入り、この世代は3頭に種付け。2頭が生まれたが、競走馬としてデビューしたのはディアベル1頭だけ。「地味な血統だけど、結果を出したら南関ファンにも喜んでもらえるかな。打倒ディープインパクト産駒の野望も持っていますよ」(同師)。東の刺客としての自覚は十分だ。
同じくディアベルで挑んだ朝日杯FS(4着)に続く2度目のG1挑戦。それでも、いつも以上に冷静かつ熱い言葉を並べた大和田師。これは重い印を打たなければ。そう心に誓った村松だった。