【中日新聞杯】田中勝、好調音無厩舎&ヒストリカルで重賞50勝飾る
2016年03月11日 05:30
競馬
「勝春君はこの馬と合っているのかな。オーナー(近藤英子氏)も勝春君はこの馬の勝ち方を知っているし、鞍上は彼でいきましょうと」
振り返れば07年皐月賞は同じ勝負服のヴィクトリーで激戦をモノにして田中勝にとっては92年安田記念(ヤマニンゼファー)以来、15年ぶりG1制覇。自身のJRA・G1連敗を「139」でストップさせた。この中日新聞杯を勝てばJRA重賞通算50勝のメモリアル。不思議な巡り合わせでこの一戦を迎える。
「勝春君は節目節目で近藤オーナーに縁があるなあ。前走もよく走っている。しまい一辺倒だけど、うまく展開がかみ合えば」
このヒストリカルに加えて昨秋2戦では不発に終わったレコンダイトも休養を経て復調ムード。「去年の秋は調子落ち。良くなるまで待ったし、今回は走ると思うぞ」と力を込める。2頭ともに甲乙つけがたい存在だ。厩舎の勢いに乗って重賞Vのゴールを目指す。